ぐぐーる

あなたらしい楽しさと幸せを

おさんぽわんこのきもち

お散歩してるわんこを見た。

ふと目が行ったのはなんだか違って見えたんだよね。

わんこのお散歩って

「くんくん。あっ。わんこの匂いする。どっちだろう。くんくん、こっちかな?」 「くんくん、お花の匂いもするよ」「くんくん、くんくん」

とにかくいろんな匂いをかぎ分けて、突き止めようとして、飼い主を引っ張り回すイメージ。

もしくは飼い主にまとわりついて

「ねぇねぇご主人様遊ぼう!」 「僕、ご主人様とのお散歩大好き!」 「早くボール遊びしよ」

っていうのが僕の中でのわんこのお散歩。

でも、そのわんこは引っ張るでもなく、

まとわりつくでもなく付かず離れずの距離で

飼い主の後ろをトコトコと歩いていて、鼻をヒクヒクして匂いは感じているんだけど、すぐに飼い主に意識を戻しているように見えて。

それが怯えているように見えたんだよね。

実家にいた頃に飼っていた犬たちはお散歩はすごく喜んでたし、楽しそうだった。

匂いめがけてフルパワーでグイグイいくハスキー。あっちでクンクンこっちでクンクン、も一回とばかりに戻ってクンクンするシェルティ。匂いなんかそっちのけで犬たちの集まる公園にまっしぐらのマルチーズ。雨が降ってるとすぐに家に戻りたがるミニチュアダックス。

性格に違いはあるけど、正直、どの犬も外に出れた喜びなのか、お散歩に付き合うこっちの都合は完全に無視。ひとをひきずり回してどんどん散歩のコースを外れていく。そんなことがよくあった。

なだけに、そのわんこが気にかかった。

そんなワンコを気にもかけずに、飼い主はスタスタと歩いていく。ワンコもリードが張ってしまうギリギリくらいのところをトコトコとついていく。しっぽをおしりにぺったりとくっつけたまま、角を曲がっていった。

おうちに帰って、ほかの家族からたくさん愛されてるといいなぁ。