「女性の話を聞く」に感じていた疑問が解決したのでお知らせ
ども、ぐぐーるなり。
今回は長年の疑問であった。「女性は何故、答えの出ている話をわざわざしてくるのだろうか?」の答えがわかったので書き残そうと思う。
この疑問は女性と話をするときにいつも感じていた。とくに愚痴話をされると、つい話の途中で冷静な分析結果から「それはさぁ、」なんて始めるとたいてい怒りの矛先はこちらに突き刺さる。
なんとかなだめて、話を最後までいくと、結論はそこに至ったりする。
「えぇ〜」となる気持ちは男性諸君にはお分かりいただけると思う。
「えぇ〜」となる気持ちは男性諸君にはお分かりいただけると思う。
「えぇ〜」しつこいな。すみません。
こんなことから、僕は女性はただ聞いてほしいだけなんだと思っていた。話に共感してもらってそれで納得と言うか落ち着くのだと思っていた。
しかし、違ったのだ。
「早く言ってよ〜」読み終えた男性からはこんな声が聞えるだろう。
それではご登場いただこう。
「女の機嫌の直し方」著者 黒川 伊保子である。
早速、その答えを引用しよう
プロセスを語るその裏で、「何が真実か」を探る演算を無意識のうちに行っている。事の経緯を語るうちに、そこに潜む真実に気づき、人間関係のひずみや、自分の失言に気づいたりするのだ。
その際に重要なのは、”思う存分”経緯を思い出すこと。そもそも女性脳は五感をフル回転させて状況認識をしているので、それらの記憶をしっかり解凍して、リアルに再体験することが大切なのである。
そのためには、話の腰をおってもらっちゃ困る。
中略
真実を探る陰の演算がアボート(中断して無為に帰す)してしまう。しかも、同じ質で演算を再開させるのは、ほぼ不可能なのだ。
女の機嫌の直し方 黒川 伊保子
つまり、女性は話をする過程でリアルに近い再体験をしながら問題の本質に迫っていく。ということになる。
その話の腰をおられると再体験プロセスは終了し、しかも再度それを立ち上げることが難しい。となればキレるのは当然か。
「早く言ってよ〜」
と言いたいところだが、当の女性はこんなプロセスが自分のなかで動いているとは気づいていない。この著者はAIの研究開発に携わる人で脳の働きに注目した人だからこそ女性の脳で起こることを言語化出来たのだろう。
さて、これで何故、女性がことの発端から終わりまで語るのかがお分かりいただけたと思う。
そして男性のやることはシンプルである。奥様や彼女が思う存分記憶を追体験できる聞き手になれればいい。簡単だ。
うん。簡単だ。健闘を祈る。
この本、このあと男性脳の特徴も説明されていてそれもかなり腑に落ちる説明なんでそれもそのうちに紹介したい。
それは女性が持っている「なぜこの男はあたしだけの味方をしないのだろう?なぜ隣のおばさんとあたしを同列に扱うのか?」という疑問に答えるものである。
どうしても答えが早く知りたい方はアマゾンへ。答えがわかったあとは旦那に読ませれば一石二鳥。
あとがき
世の中では男性脳、女性脳というのは否定されている界隈もあるそうですが、著者は間違いなく脳の性差は存在すると説いています。ですので男性脳、女性脳という表現を使わせていただきました。
僕の中では女性的な、男性的な、脳の使い方という考え方が好きで、男性でも女性的な脳を持ってると感じる人もいるし、その逆も然り。その強さも様々なので、女性だからこうだろうと決めずにコミュニケーションを取りながら測るのがいいように感じる。
そんなことを意識せずにAIの開発者さんが書いた本ということで買った本だったので思いがけず答えに当たって嬉しかった。こういう出会があるから本は楽しい。