忘れ物、小さなミス、飽きっぽい。そんなあなたの背中を、ホリエモンがゴリゴリ押します
堀江貴文著 多動力を読みました。




小さい頃から忘れ物が多く、注意力がなく小さな怪我やミスをたくさんして、飽きっぽく何をしても長続きしない。まぁこれが自分なのだからと言い聞かせてきたがどうにも自信が持てない、胸を張ってこれが自分だ。と言い切れなかった。
本書は冒頭数ページで全力肯定してくる。これからはそんな人の時代が来ると。
先にまとめ
「忘れ物が多い、小さなミスが多い、飽きっぽい」これからはそういう人の時代が来るよってお話です。
そういう傾向をお持ちの人の背中をガンガン押す本になっている。さらっとしてて読みやすいので「自信を失いかけてる」「背中を押して欲しいとき」に開きたい一冊。
そんな本書から気になった点を幾つか
100万人に一人の人材になるには
幾つものことを同時多発的に展開していくことで得られるものとして
一つのことに一万時間取り組めば誰でも「100人に一人」の人材になれる。一万時間というのは、1日6時間やったと考えて5年。5年間一つの仕事を集中してやれば、その分野に長けた人材になれる。
ここで軸足を変えて 、別の分野に1万時間取り組めば何が起きるか「100人に1人」×「100人に1人」の掛け算により「1万人に1人」の人材になれる。
「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」の人材が誕生する。ここまですれば、あなたの価値と給料は驚くほど上がる。
多動力 堀江貴文
自分がしてきたことをかけ合わせていくことで自分の価値を何倍にも高めることができる。
スティーブ・ジョブスも自分のしてきたことの組み合わせが大事だと言ってたよね。
んで最近読んだ記事で思い出したのがこれ。
そして、そういった「1つ1つの力」は手法が確立されたり真似されたりてすぐにレッドオーシャンになってしまいますが、それらをかけ合わせる事が出来れば、殆どの人が来たくても簡単に来れないようなブルーオーシャンに辿りつけるのかなと思います
お金を稼ぐだけでは幸せに生きられない - 今日はヒトデ祭りだぞ!
売れていくブロガーさんは思考が違うのです。ヒトデかわいい
自分の人生を振り返ると、一つ一つを見れば大した力にはならないんだけど掛け合わせていくと結構意味を持つものがいくつかある。
今までは意識して重ねてこなかったので無駄だったのかなと感じる部分もある。でもいくらためになるってわかってても興味わかないことってやる気でないんだよね、それが問題。
自分が好きで積み上げたものとこれから積み上げて行く好きなものを組み合わせて誰かの役に立てたら嬉しい。
物事にハマる
第三章で物事に「ハマれ」と書いている。ここを読んでいて思い出したのは小飼弾さんも著書「弾言」の中で同じことを述べている。一時期同じ会社を動かしていた二人が著書で同じことをいうのは関心をそそられた。
堀江さんはハマった経験が次に生かせる。と語り
何か一つのことを根っこまで掘り下げれば、そのジャンルの真髄がわかり、どんなことにだって応用できるようになるのだ。
まずはなんだっていい、一つのことにサルのようにハマってみよう。
小飼さんはハマることそのものを突き詰めたり分析して、最終的に己を知ることと述べる。
そして、飽きたら、そのジャンル自体に飽きたのか、たまたまやっていたゲームに飽きたのかを見極めましょう。ジャンルそのものだと言うなら、別の何かを探しに行くべきです。一つのゲームに飽きて、ここをこうすればもっと面白くなるのにと言うように考え始めたのなら、もっと深く追求していけばよいでしょう。
いずれにしても、サルのように何かにハマり、飽きるというプロセスを一度は経験しておくべきです。「ハマり」に対する自分の間合いを知らないと、いずれとんでもないものに引っかかることになるかもしれませんね。
さらに飽きるということは一定の水準に達したから飽きる。飽きっぽいということは何かを掴むのが早い。成長が早いのだとさらに押してくる、持ち上げてくる。
自分を振り返るとたしかにある程度の水準までは人よりも早く到達することが多いんだよね。でもそのころには新しいことをしたくなってるっていう。それでいろんなことに挑戦して、また戻ってなんてやってるうちにいろんなことが少しずつ上がって来てるかな。
ただインターネットにハマり始めてからは面白そうなことに流されてたことが多かったのでその辺は気をつけないとね。
感情のブレーキを外す
七章では多動を発揮するためには感情のブレーキを外すことが最も重要だと話す。
最初に書いたような「忘れ物が多い、小さなミスが多い、飽きっぽい」こんな特徴を持つと社会ではとても生きづらい。付け加えると共感のコミュニケーションが苦手だ。
こういった人を社会では不適合みたいに扱う。自分にとっては普通なことも変人扱いされる。
そうこうするうちにみんなに、社会に合わせて、「変なやつだと思われたくない」という気持ちが自分らしい行動を制限していく。
あなたが多動になるための最大のハードルは「他人にどう見られるだろう?」という感情だ。はっきり言おう。誰もあなたには興味がない。好きなように生きて、思いっきり恥を書こう。

- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/05/26
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