ぐぐーる

あなたらしい楽しさと幸せを

記憶力を高めて、知識を拡大していく

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ども、3歩で忘れる。ぐぐーるです。

つかニワトリの記憶って、誰かが調べたんだろうか。って、こういうことが思考の水面に浮かんでくる。すると、その前に考えてたことがいつの間にか、どこかへ沈んでしまう。

帰ってきて玄関を開けたときに、ふと、なにかを思いつく。そして、鍵をかけ忘れる。このパターンはよくやってしまうので、廊下のドアに「鍵をチェック」ってメモが貼ってある。

こういう意識のムラみたいのはいい部分もあって、面白いことが浮かんでくることも多い。だから、目玉焼きを裏から見たら見栄えが良くない、けど味は変わらないみたいなものだと思って良しとしてる。

それより問題なのは、通常の記憶力。暗記系の歴史とかは壊滅的に駄目だったということをはっきりと覚えている。なんでかって?さんざんダメ出しされたからね。

最近の学びの中で、知識を取り込む方法についてわかったことを書いておく。新しい気付きがあれば修正していく予定。

意味記憶とエピソード記憶、手続き記憶

記憶について学んだことのある人なら知ってるかもしれないけどサラッとおさらいしておく。

人間の記憶には意味記憶とエピソード記憶、手続き記憶の3種類がある。

意味記憶は言葉やモノの意味などで、例えば、むかし住んでいた家を思い出すことが出来る。玄関を入って、物の配置や廊下を通った先の部屋なども思い出せる。

エピソード記憶は出来事の記憶。過去の思い出など。昔住んでいた家の中で何があったか。家族と喧嘩して玄関で怒鳴りあった、のはエピソード記憶になる。

手続き記憶は技能に関する記憶。体を使って何かすることの記憶だ。ペンをもって紙に字を書くのは手続き記憶を使っている。最初は簡単な字からはじめて難しい字を書けるようになっていくのは手続き記憶を使って応用している。

字をキレイに書こうと意識をしてたひとは手続き記憶が洗練されていく。意識してなかったひとはそれほどうまくならない。

丸暗記とか無理じゃね、つか苦行だよね

さて3つの記憶のおさらいが済んだところで苦手な記憶を考えてみる。

丸暗記という地獄。マジできらいだった。やってるうちに少しは覚えてくるし、試験前は必死にやったよ。でも試験が終わったら何にも覚えてない。そうなると、なんでやってるのかわからなくなって、だんだんやらなくなった。だってつまんないし、点数下がるだけだし、もういいやって。

知識が欲しくなった今思う。このときに頭を使っておけばよかった。

思考による再構築が大事っぽい

昔、英語を頑張ってる時期があった。そのときに感じていた事がある。

わからない単語があったときにスペル的に似ている単語を一緒に調べる。例えば other と another は似ている。anが先頭についただけだ。これを意味から色々考えていく。他にも an が先頭につく言葉を辞書で探してみる。とか

小説を読んでいて「思う」くらいの意味なのに think consider supposeが使われていたら、その使い分けをネットでどんなふうに使われているのかを調べたりする。

こういったことをしていると自然とその英単語の周りの知識が手に入る。

今は物事を考えるときに、読んだ本から得た知識を、使ってみるようにしてる。すこし前に読んだ本で「メタファー思考」という本を読んだ。この本は物事を抽象度を上げたり、視点をズラしたりして、表現されたものについて書かれている。

このメタファーを使って自分の考えを見てみると、記憶の確認や接続が起きるときに信号が出る、それを脳科学の本だと発火と表現されていて、それは僕の知識の中ではエンジンに使われるプラグが点火されるイメージと繋がったりする。プラグは発火というよりも、とても小さいけど強い火花が発生する。実際の脳の動きを見れるわけではないけど、脳科学者たちは、どんなイメージで発火と読んだのだろうとか考えたりする。

こんな感じで知識を使ったり、調べたりするとその知識は定着し易い。できれば繰り返し使っていくとよい。

イメージも併用する

イメージを結びつけて覚えると良い。というのは記憶術などでもよく言われている。これが最近わかってきた。僕は文章を読むのがかなり早い。けど内容はさっぱり覚えていない。漫画の単行本もあっさりしたものなら、10分くらいで読めちゃう。その理由は字を読んでるだけ、絵はさっと目に入る程度。もちろんストーリーはわかるし、感動もする。でも内容は覚えてない。

知り合いに読んだ漫画の内容をほとんど覚えてるひとがいる。聞くと読むのに3〜40分かけて読み、さらに何度も読み返すらしい。それ以上は聞かなかったんだけど、彼の頭の中で行われていることを考えてみる。

漫画を読みながら、一つ一つの絵とセリフから描かれていない部分を想像して、それを思い返したり、気になって読み直したりするのだと思う。繰り返しと想像による感情の再体験と想起によって記憶が強化されるから内容を覚えていることが出来るんだと思う。

意味記憶とエピソード記憶ができる

これらのことから記憶をもう一度考える。

ある事柄について、周辺の知識も取り込み、想像や考察をしながら、繰り返しをする。

こうすることで意味記憶だけでなく、その意味について、想像したり考えたというエピソード記憶にもなる。エピソード記憶と関連した他の意味記憶とのつながりも出来上がる。

周辺知識とのつながりも意味記憶を強化する。たくさんの意味記憶とつながっているものは関連して思い出されるたびに強化される。このつながりに使われるのは抽象化や似ているものなどで、例えば、りんごなら別の果物や甘い食べ物などとつながるし、人によっては青森県の名産品とつながるかもしれない。

さてこれで使える記憶が出来ただろうか。間違いなく暗記よりはマシじゃないかと感じているが、使える記憶になっているかはその場になってみないとわからない。

例に上げた英語の記憶は英語を読むときには普通に使えるが、こうして文章に書き出そうとするとなんとか思い出して書き出したからだ。記憶を使うときには無意識だけど、意識して呼び出すのは難しい。

まとめ

認識した情報を思考や想像で多くのものと関連付けると記憶されやすくなる。

あと、ここまで書いてきて、気づいた事がある。記憶するための方法を知らないから出来ないのに、それを点数をつけられて、評価されて、自分は記憶が良くないって思い込んで、そこから逃げてた部分もあるのかもしれない。

やり方を知らない、教えないのに、評価する学校教育マジでサイテーだな。

もし苦しんでる学生さんや、暗記科目がイケてないお子さんをお持ちの親御さんは、記憶のやり方について考えてみると、この先にある分岐で僕と同じ道を歩ませないように出来るかもしれない。