ぐぐーる

あなたらしい楽しさと幸せを

ひとを無能という人は自分も無能であることにきづいてない

ども、ぐぐーるです。もう四十年も生きてきたのでいろんなことを見た。その中から「あ〜それちがうんだよなぁ〜」なんて思うことを言葉にして見る。

ひとを無能と呼ぶ人が無能

友人や知り合いの話を聞いたり、ネットなんか見てると、仕事のできない人についての話題がある。

仕事ができない人を使えないといったり、無能と呼んで蔑んでるのを見ていると、心がチクチクしてくる。

それは自分がどちらの立場もわかるから。

以前は自分もできない人を使えないと思っていた。少し前に仕事が楽しくてたまらなかったという話を書いた。

ここは派遣会社なのでメインメンバー以外は結構ひとの入れ替わりもあって新しい人とも仕事をする機会があった。

そういった人たちの中には仕事が遅かったり、こっちが言ったとうりにできない人たちもいて、なんでできないんだろ?簡単なことなのに、なんて思っていた。

自分も無能であることに気づく出来事

んで、この後いろいろあって、自分一人で別の現場に行くことになった。そこは業務的には同じような仕事だったのだけど、やり方が全く違っていて、すごく非効率なやり方だと感じた。

今まで自分が覚えてきたようなスキルが一つも生かせないし、改善も許されない。なんとか合わせようと努力して仕事をしていたが、職場環境も悪く、その場にいない人間の悪口しか話題がない。そんな職場だった。新しく入ったばっかりで仕事もロクにできないくせにやり方にケチをつけてる自分は格好の標的だっただろう。

前例踏襲の非効率さを変えようともせず、ひとの悪口を言ってる人たちと働いてることに嫌気がさして三ヶ月でやめた。

しかし、この職場を経験して、できないやつという悪意を向けられることの辛さと自分が合わない職場がある、ということを学んだ。

根っこにあるのは不安や不快である

それからはうまく仕事ができてない人と一緒になったら、じっくり観察して、なぜ上手くいかないのかを考えるようになった。そこからわかったことを大きく分けると、みっつに分類できる。

ひとつめは練習が足りてない。世の中にはなんでもすぐに覚えて自分のものにできる人もいる。その反対に覚えるのに時間がかかる人もいる。

ふたつめは、その人が持ってるスキルが配属された部署や現場で行うこととかみ合っていない。クルマの塗装を磨く仕事をしていたときに一緒になった経験者がこれで苦しんでいた。社長がその人がほかで学んできたやり方を一切許さなかったからだ。

最後に、ひとがあわない。部署や現場の人間関係が合わない。先ほどの職場の話では互いに不信感を持ってしまったことで仕事に影響が出てしまい、最終的に退職することになった。

こういった状況では自分がうまくできておらず、周りからどう思われるか不安になる。使えないなんて噂されているんじゃないかと勝手に妄想して自分を追い詰めてしまうこともある。

こうした不安や不快に包まれていると人は本来の能力を発揮することがむずかしくなる。

こういったことを「あいつは使えない」と言う前に考えて欲しい。その一言や思いが相手の能力を押さえつけてしまうこともあるから。

それぞれに抱えている仕事があり直接、関わっていけるかというのは難しい部分があると思う。

だけど、少なくともこういった理由を知っていれば、その人の不安や不快を薄めてあげられる人になれるかもしれない。

みんなで働きやすい職場をつくる、そういう意識が広がっていくといいなぁ、と思って書きました。